在宅で介護をしている家族の負担を少しでも軽減するためには、介護サービスを利用することをおすすめします。

まず、家族の介護負担を軽減させるための方法として、日中に利用できるデイサービスが挙げられます。介護施設に通う高齢者を対象に介護サービスを提供する、通所介護とも呼ばれているシステムです。

介護施設では入浴や食事のサービスを受けたり、レクリエーションを楽しんだりできます。デイサービスの利用は、施設が営業している朝から夕方までがほとんどです。家族が日中に家にいないときも、高齢者を預ける事ができるため安心です。

通所介護のサービスを提供している施設では、介護福祉士やヘルパーなどの介護の専門スタッフが在籍しています。介護を行う以外に、高齢者の生活を見守る役割も担っています。

デイサービスのほかには、ショートステイのサービスもあります。ショートステイは、高齢者を特別養護老人ホームなどに短期間だけ入所させるためのサービスです。

このサービスは短期入所生活介護といい、最長で30日間の継続的な利用が可能となります。1泊2日や1週間など、介護者が必要な時に利用が認められると、短期入所生活介護を受けることができます。

冠婚葬祭といった諸事情によって介護者が家を留守にするときや、旅行の際などに、気軽に活用できるのがショートステイのメリットです。また、将来的に老人介護施設への入所を考えている場合、お試し体験としてショートステイのサービスから利用し始める人も最近では増えてきています。